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ZX-14R 立ちゴケ① 倒れた編

前回の記事で遂にバイクを倒してしまったということを書きましたが、その詳細を書いていきます。正しくは立ちゴケではなく坂道Uターンでコケたのですが、まぁ同じようなものでしょう。
DSC_0161立ちゴケ
右側にガリ傷多数

~前説~
自分はそもそも「立ちゴケなどバイクに乗ってからただの一度もござらん!」というニンゲンであり、ZX-14Rに関しても足つきは余裕の両足べったり、自分のパワーも成人男性の平均はあると思っているため、まぁ何かあっても踏ん張れるだろうから立ちゴケは「絶対しない」と思い込んでいました。また、サーキットでレースをするわけでも、公道で限界に挑むわけでもない安全運転厨のため、「ZX-14Rは重いけど普通に乗ればコケることはない」と妙な自身があったのです。

しかしやらかしました。

言い訳をすると、色々と悪条件が重なったのです。
①山道でガソリンランプ点灯
②ナビ(GoogleMap)の電波も入らず位置が不明
③もしこのまま目的地に着いてもスタンドがあるか不明
④山道に入る前にガソリンスタンドっぽいのがあったような気がする
⑤あぁUターンするしかない

そもそも山道手前のガソリンスタンドに入っていれば……というだけなのですが、その外見が超ローカルな感じの店で、通りがかったときは「ちょっとスタンドかどうかわからないですねぇ」と思いスルーしてしまったのです。

そして焦燥感に駆られた私は普段なら絶対にやらないであろう坂道Uターンを決行。車も全然走ってないし、適当な直線を見つけてゆっくり上り側から下り側へ切り返して……いけるねッ!と思った途端にバランスを崩す車体。思わず「おっおっお(^ω^)」という声が漏れます。「この程度なら片足で支えてやらあ」と右足を出したのですが、右側は下り坂なので地面が遠くて踏ん張れず、車体にされるがまま「おっおっおっおー(^ω^)」と、道の真ん中でゴロンと転倒。お手本のような坂道Uターンの倒れ方。

コケてしまいましたが、実は内心「ZX-14Rを引き起こすのはどれくらい大変なのか?」ということに前々から興味があったため、「遂に俺様の力を解放するときが来たようだ……」と中二病全開で早速引き起こしにかかりました。こういう状況では興奮のためアドレナリンが大量に分泌され、普段とは桁違いのパワーが出ると聞きます。火事場の馬鹿力というヤツです。

「フン!」と、本当にフンが出ないように注意しつつ、全身を使って下り側から車体をすくうように持ち上げます。かなりキツイですが車体は持ち上がり垂直になりました。「…解放した俺様の力を甘く見るでないぞ…フハハ」なんてセリフもアタマに浮かびましたが、自分は下り側なのでバイクの重量を支えないといけない苦しい状況。ちなみにZX-14R(ABS)の乾燥重量は268kg、体全体がきしむ気がします。とりあえずサイドスタンドを出したい……
ここで左肩に激痛、というか急に感覚がなくなってしまい「おっおっおー(^ω^)」という声と共に268kgに圧され、ズルズルとあえなくもう一度倒してしまいました。再度地面に接触してガリガリと鳴るカウル。
「これは左肩の腱イカレた?外れた?ってかもう起こせる気がしない…」とギブアップ、その後しばらくして親切な通りがかりの車の人に助けてもらいました。このご恩は忘れません。俺様の中二病も意気消沈。

一部始終を振り返るとこんな感じです。倒れるときには走馬灯のように景色がスローモーションになったのですが、そのとき見えたギヤメーターの数字は「4」でした。トルクフルなZX-14Rのエンジンに甘え、完全に坂道Uターンというか、運転自体をナメてました。

坂道Uターンの危険性を身を以って知った感想としては「運転している時に感じる坂の傾斜よりも実際はキツイ」ということです。倒れて肉体が放り出されたときにはコロコロ転がるレベルで、「なんでこんなところでUターンしたんだよ、俺のバカ!」と自責の念に駆られました。

助けてもらった後、灯火類、ブレーキチェック、破損部分があるかを確認してから山を降りガソリンスタンドっぽいとことに行き、やはりガソリンスタンドだったのでガソリンを補給し、体の具合も運転はできそうだったので目的地まで再出発した、という感じです。

しかし引き起こしにおける体の負担は相当なもので、全身が2、3日バキバキの筋肉痛になりました。普段の運動不足もありますが急に268kgをどうこうするというのは結構キツイものです。

個人的に非常に残念な点は、倒れたときの動画や写真がないことです。GoProはUターン前に録画を切ってるし、写真に関しては道路の真ん中で倒れてしまったため、流石に撮ってる余裕はなかったのです。納車時から「倒れたときには記念撮影をしよう」と思っていたため、残念でなりません。

という感じで遂にコケました。人生初です。大人の階段のぼりました。まぁやってしまったものは仕方ない。もうやらないようにするしかない。しかしキズだらけのまま乗るのはよろしくない。

というわけで、リペア編に続きます。
目標は「パッと見はわからないレベル」にすることです。

~つづく~

2014/05/24 沼津深海魚~出逢い岬

201/05/24、沼津・伊豆方面へツーリングへ行きました
DSC_0210出逢い岬

今回の目的は以下のとおり。
・沼津港で海鮮丼
・沼津港の深海魚水族館
・出逢い岬

今回は首都高から東名に入り、そのまま沼津岡宮ICまでの約130キロ弱をノンストップで行く計画。しかし御殿場あたりで急激に寒くなったため駒門PAで着替え&休憩。そこからちょっと走ってICを降り、30分ほどで沼津港へ到着です。

沼津港のバイク置き場、料金はタダです。
沼津港1
①まっすぐ進む
沼津港2
②道なりに右へ
沼津港3
③すぐに看板があるので右折
沼津港4
④またすぐに看板があるので左折
沼津港5
⑤あとは邪魔にならないように停めましょう

というわけで11時前に到着。
DSC_0002駐輪
既にバイクも数台DSC_0010沼津港
結構混んでいます

DSC_0012にし与
本日の朝ごはん
DSC_0014鯵たたき丼1
鯵のたたき丼
DSC_0015鯵たたき丼2
調理場では丼に盛るため中くらいの鯵を4匹ほど捌いていました
DSC_0022鯵たたき丼3
うまい!あっという間に完食

深海魚水族館を探しつつ少しブラブラします。
DSC_0028読めるかな
読めるかな?
DSC_0024干物
でっかい干物

深海魚水族館発見です。
DSC_0033深海魚
入場料1600円也

家族連れなどで大変混雑しています。特に順路はないとの案内でしたが、入り口周辺の見学は列に並ばないと横入りな感じになります。奥へ進むにつれてフリーダムに見学できました。隣同士の水槽に浅い海と深い海に住む同種の魚が展示してあります。
DSC_0057チンアナゴ
みんな大好きチンアナゴ
DSC_0055チンアナゴ
そそり立つチンアナゴ
DSC_0056チンアナゴ
かわいいチンアナゴ
DSC_0061ヌタウナギ
チンアナゴの隣には、みんな大好きヌタウナギ

巨大水槽ででかいカニを発見。
DSC_0086タカアシガニ
タカアシガニDSC_0089タカアシガニ
味は賛否両論、冬が旬とのことでそのとき食いに行きたい

最近流行のグソクムシちゃんコーナー。この深海魚水族館、展示物が深海生物なだけあって全体的に照明が暗く、もちろんフラッシュNG。そして更にグソクムシコーナーは照明が暗いため、写真はいい感じに撮れませんでした。
DSC_0074ダイオウ
人気者DSC_0068ダイオウグソクムシ
ぼやーっと写るダイオウグソクムシ

色々な展示があり知的好奇心をそそります。
DSC_0091わかるかな
わかるかな?
DSC_0092こたえ
へぇ
DSC_0093こたえ
へぇへぇ
DSC_0094駿河湾
「日本一深い湾は駿河湾」知らなかった

2Fは主にシーラカンスミュージアムです。
DSC_0118シーラ
冷凍シーラカンス
DSC_0114シーラ
大きいですDSC_0116シーラ
古代魚の迫力DSC_0121シーラ
剥製シーラカンス

シーラカンスはまだまだナゾ生物のようですが、調査によって少しづつその生態が明らかになってきているようです。
DSC_0123生態
シーラカンスには背骨がない
DSC_0125脳
シーラカンスの脳は残念
DSC_0126脳
しかし5gの脳でも3億5000万年以上生き抜いてきた
DSC_0119おちん
そしておちんちんは未だに不明

心そそるお土産コーナーへ♪高クオリティなぬいぐるみが有名です。
DSC_0127おみやげ
シーラカンスグッズ
DSC_0132おみやげ
名物「ダイオウグソクムシのぬいぐるみ」

ひとしきり堪能したところで外に出ておやつを食べます。
DSC_0153深海魚バーガー
深海魚バーガーとか書かれたら食べるしかない
DSC_0144深海魚バーガー
購入、具の正体は「メギス」
DSC_0145深海魚バーガー
当たり前のようにフィレオフィッシュ、中々に上品でおいしい

海鮮丼、深海魚を堪能したので、最終目的「出逢い岬」に向かいます。約1時間、距離にして35キロ、どんな道かもわかりません。ガソリン入れたいけど……まぁいいかな。
出逢い岬地図
いくぞ~

というわけで出逢い岬に到着。清清しい気分のはずが……
DSC_0178出逢い岬

実は道中でバイクを倒してしまい、大変かわいそうなことになりました。DSC_0161立ちゴケ
サイドカウル、アンダーカウル、フィン、マフラーに傷DSC_0163立ちゴケ
らーらーらー♪ららーらー♪DSC_0164立ちゴケ
言葉に♪できない♪

自分の不注意でやってしまいました、王道の坂道Uターンです。詳細はいつか「立ちゴケ」でブログを書こうと思います。あのときガソリンを入れていれば……そして引き起こしによって体に高負荷がかかり全身が痛い。左肩は外れてんじゃねぇのって思うくらいの脱力感。

DSC_0183トンビ
バカにしたようにトンビが周囲を飛んでいます
DSC_0166岬
出会いもなにもあったもんじゃないDSC_0170岬
安定の曇り男、しかしいい景色
DSC_0189出逢い岬
コケた俺の負のオーラで
DSC_0191出逢い岬
誰もいなくなった
DSC_0206出逢い岬
最高の思い出をありがとう

一旦来た道を戻って夕映えの丘という場所へ。夕焼けでもなし、他になにがあるわけでもなしだったけど一応。
DSC_0213夕映えの丘
ここも坂になってて倒れそうで警戒
DSC_0216夕映えの丘
ムードもなにもなく写真右側では軽トラの中でおっさんが寝てました

また少し戻り戸田港のデイリーヤマザキで飲み物を買い、今度は別の道から沼津方面へ戻ろうと計画。地図上では海沿いを走ってるこの道を行けばなんとかなるはず……海岸線ツーリングだ!

↓走行動画↓
http://youtu.be/poXE2l-cQVI

山道でした……

途中、煌きの丘というところに寄りました。
DSC_0219煌めきの丘

DSC_0231煌めきの丘

DSC_0232煌めきの丘

DSC_0228煌めきの丘

DSC_0222煌めきの丘

ここで一眼レフの電池も終了。あとはおとなしく沼津ICを目指して家に帰るとします。この後しばらく山道が続きましたが、山を降りてからは海沿いを走ることができました。

☆まとめ☆
海鮮丼うまい
シーラカンスかっこいい
出逢い岬に出会いはない
コケた

コケたときの車載動画があるハズだと思って若干ウキウキしつつ帰宅後に確認したのですが、Uターンする前に自分は録画を切ってやがったのです、我ながらマジで使えねぇ。
コケたことよりも、そんなことのほうが悔しい思い出のツーリングとなりました。

~おわり~

2014/05/04 奥多摩交通安全×ばくおん!!

2014/05/04
奥多摩交通安全×ばくおん!!コラボイベントに行ってきました

二輪車交通安全 5.4奥多摩合同キャンペーン – 大多摩観光連盟
http://ohtama.or.jp/safety-okutama/
DSC_0218

奥多摩×ばくおん!!コラボイベントは今回で3回目となります。
第1回は去年の9月、第2回は去年の10月に開催されました。
ちなみに自分は第1回に参加してます。

■『ばくおん!!』とは
漫画『ばくおん!!』は雑誌『ヤングチャンピオン烈』にて連載中であり、単行本は現在4巻まで出ています。タイトルからして女子高軽音楽部を描いた某漫画のオマージュでありますが、某漫画は音楽の話が出ないのに対して『ばくおん!!』はバイクの話をしている、バイクの話ばかりしているというのが大きな違いでしょう。
内容としては世間的なバイクネタを武器にかわいい女の子がプロレスしているようなもので、ネタを一番おいしく食べられるのは35歳以上の方になりそうですが、もちろん普通におもしろいです。漫画では主にSUZUKIのバイク、むしろメーカーそのものへの愛を感じます。

バイク乗りの間でにわかに人気の漫画となりつつあるのかというと、第1回のコラボイベントに行ったときは参加者が合計で500人くらいいたような気がするので、多分人気です。
加えて今回のようなコラボイベントも3回目、モーターサイクルショーでのグッズ頒布もあったことから、おそらくは大人気なのです。

イベントは10時から開始ですが、会場となる大麦代駐車場(第一駐車場)の混雑が予想されるため9時着予定の6時半に出発。距離的には自宅からちょうど2時間弱のため、途中で休憩しても間に合うはずです。

さすがGW、中央道で玉突き事故です。恐ろしい。渋滞です。

というわけで9:20分くらいに到着。しかし第一駐車場は既に満車とのことで、水と緑のふれあい館ウラの第二駐車場に案内されました。
おまわりさん案内
おまわりさん「第二駐車場はあっちね」

↓駐車場までの一部始終動画↓
【20140504 交通安全イベント】奥多摩ツーリング動画【ばくおん!!】
http://youtu.be/w6INQT6oIKc
【20140504 交通安全イベント】奥多摩ツーリング動画B【ばくおん!!】
http://youtu.be/DmKvgG2IkaE

第二駐車場には既に到着しているオッサンオタクのバイクが5台ほど並んでおり「第二駐車場組の先頭集団」というなんとも悲しい結果に。歩いて会場へ向かいます。

会場ではイベント開始前ですが既に記念グッズの配布と抽選会用の整理券が配布されており、これらは警察が用意したアンケートに回答することで引き換えできます。自分の抽選券は320番、まだ開始30分前だというのに300名越え、やっぱりすごい人気なのです。
引き換えグッズは「ばくおんマグネット」に「ステッカーシート」や「ポスター」など。ポスターはご自由にお取り下さいな放置プレイ。

写真
ゲットだぜ

イベント開始前に会場をブラブラします。
今回はイベントへの協賛があり、用品店やメーカーの展示、販売をしていました。地元奥多摩の観光案内、消防なども出展しており幅広いジャンルでおもしろいです。
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今回のお目当てのひとつ「ばくおんせんべい」

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奥多摩の観光案内書などを無料配布、立派な冊子

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実物をはじめて見ました「消防活動二輪」
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かっこいい

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購買意欲をそそる、というか煽ってます

DSC_0026_マスク
白バイ×黒バイ

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ばくおん痛車 朝早くから来ているのです
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!?

もじゃ号発見!
ここでは「ばくおんTシャツ」が売っていましたが9:40くらいにSサイズ以外は売り切れ。おまえらバイクなんか乗ってないでダイエットしろよ。DSC_0129
KTM×浜口レーシング「もじゃ号」
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このもじゃかわいい

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人多い
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人多杉

10時になりました。交通安全イベントの開始です。
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おとなしく座るライダーたち
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!?

警視庁や事故防止協会の方々のお話。
バイク死亡事故の損傷主部位は頭が5割、胸が3割、だから胸部プロテクターをつけましょう。ヘルメットは事故のとき外れて死んでいる人多いです、だからヒモはしっかり結んで下さい。というお話などなど……
↓だいたい以下に載ってる内容↓
二輪車の死亡事故統計(警視庁)

しばらくすると8の字と一本橋の白バイ隊員実演、その後一般参加のライダー達が挑戦するコーナーへ。一般エントリーは先着順で、小耳に挟んだ話だと5時に来たとかそんな連中です。まるで根性が違います。DSC_0080
私的MVPはこの人
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カウルを擦りながらも滑らかに走る姿に会場はヒートアップ!

そして待っていました、奥多摩出張所所長のお話。(写真はボカシ)
所長ぼかし
この方は「東京都西多摩建設事務所奥多摩出張所」、奥多摩周遊道路等の管理をしている公的機関の所長さんで、多分えらい人なのです。しかしながら、
★昔は峠を走ってました
★警察にはよくお世話になりました
★晴海時代のコミケでスタッフもしていたオタクです
という三ツ星のスペックで第1回からライダーの心をすっかり魅了。私も所長の熱いお話を聴き、その何故か高レベルな演説スキルで安全意識が向上、気づいたらプロテクションジャケットを購入していたという経緯があるのです。というわけで安全意識の父であります。そして多分、おそらく、もしかするとこのコラボイベントの首謀者なのです。

今回の所長のお話ラインナップは以下のとおり。
1.元走り屋の道路管理者が教える走り方の一考察
2.警視庁さんのお話
3.バイク乗りはバイクで死んではいけない

1に関しては「道路に平らなところは一箇所もない」「カーブには主に2種類ある」という豆知識ネタに、走行する際の注意などを絡めてのお話。排水勾配、単曲線、クロソイド曲線など、ライダーの知的好奇心を満たします。聴衆を飽きさせない話題のチョイスはさすが所長さんです。

2は「皆さん恨んでいるかもしれないですが」という警察、警視庁の話。自らの警視庁への出向経験をもとに、警察は本当に大変な努力をして事故防止に努めているんですよ、事故が起こると遺族はもちろん警察もとても辛いのですよ、だから事故防止のため皆さんを取り締まりますよ、安全運転しましょうねというお話。

3、最後は所長の名言「バイク乗りはバイクで死んではいけない」から始まるお話。第1回の時にとんでもなく心に響く言葉がコレでした。バイクに乗ることができるのは家族や友人など周囲の理解があってこそである、だからこそバイク乗りはバイクで死んではいけないのだ、という名演説アゲイン。以下今回の所長発言を抜粋。
「なぜか知りませんが車で亡くなった人の遺族で『車が悪かった』という人はいないんですよ。でもバイクは違います。バイクで死んだ人の遺族は大概『バイクが悪い』って言うんです」
「(事故統計にてバイク事故の死亡率が高いことに触れて)皆さんバイク好きでしょう。私も好きです。でもこんなに死亡事故が起こると『バイクは危ない・バイクに乗っていると死んでしまう・バイクに乗っている人は危ない運転をしている』というイメージを多くの人に与えかねない。ですから、もちろん家族や友人のために死んではいけませんが、皆さんが好きなバイクのためにも、そして、こうして集まっているほかのライダーのためにも、皆さんはオートバイで死んではいけない!」

相変わらず演説上手でした。
なんで私がこうも内容を覚えていて文字にできるのかというと、一部始終を録画するくらい演説を楽しみにしていて、手元に所長演説ムービーがあるからなのです。ただ、一番大事な「バイクで死んではいけない」発言のところが気を抜いてて撮れていなかったのが今回唯一の後悔です。もはやただの所長ファン。

所長の演説中に、事故渋滞に巻き込まれたために遅れていた日本一の女性白バイ隊員部隊「クイーンスターズ」が到着。確か第1回のときも遅れていた気がするのはご愛嬌でしょう。
クイーンスターズ2
行きの中央道で見かけてます、遅刻の気配はしていたよ
DSC_0101
アクセル操作なし片手放し8の字のデモ走行
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日本一の隊員さん「停止&手放し」は拍手がないとやめられない

その後、整理Noを対象にした抽選会が開催されました。豪華な賞品と記念グッズです、楽しみ楽しみ…ん…ゴソゴソ…ゴソゴソ…ん……私は抽選券を紛失していました。
会場にいると悲しくなるのでお昼ご飯を食べようとふれあい館へ。

DSC_0153

DSC_0150

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第二駐車場も一杯です

有名な「大盛りカツカレー(1000円)」にチャレンジします。
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やっちまったかな
DSC_0180
腹ン中がパンパンだぜぇ
かれー
完飲、ごっそさんです カレーは飲み物

食休みしつつ館内の展示やミニシアターを観覧して、いざ奥多摩周遊道路へと出発。
DSC_0151
天気が良いッ!!

↓奥多摩周遊道路走行動画↓
【ZX-14R】ゆっくり走ってね~奥多摩周遊道路~【ツーリング】 http://youtu.be/SXc62tIKzno

天気良くて超キモチイイ♪
ばくおんキャラの描かれた看板などを見つけて興奮しつつ安全運転を意識して走ります。
奥多摩周遊ゆっくり走ってねサムネ
凜「ゆっくり走ろうね」 所長いわく一番セリフに悩んだらしい
奥多摩周遊ゆっくり走ろうぜサムネ
もじゃ「ゆっくり走ろうぜ」

羽音ちゃんは見つからず。逆方向のどっかにいるらしいです。

前が詰まっていたので月夜見第一駐車場で休憩。
DSC_0198

DSC_0191
カメラ持ってきてよかった

さらに都民の森まで進みます。周遊道路超楽しいです。
DSC_0200
出発!
DSC_0211
都民の森のポスター 誰か張り替えてやって
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看板の前で記念撮影できなかったの図

休憩後、都民の森を出発して奥多摩ツーリングは終了。しかし安全意識の高まった私は精神も高揚しており、自宅には戻らず相模湖、宮ヶ瀬ダム方面へ走りに行ったのです。
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帰宅後せんべいを開封、もったいなくて食べられない

☆まとめ☆
今回で3回目となる奥多摩×ばくおん!!のコラボイベントですが、単純に楽しかったです。いろんなバイクが集まってるのを見るだけでも楽しく、白バイ隊員のデモ、所長の話、観光協会の展示、交通安全イベントの枠にとらわれない物販や痛車の展示などがうまく融合していたように思います。

当日の来場者は合計1000人を越えていたようで、普通に奥多摩で「交通安全イベント」をやったとしても、これだけの人数が集まることはないでしょう、コラボ効果は絶大といえます。
交通安全よりばくおんグッズ目当てだった人も(ほぼそうでしょうが)、グッズと共に安全意識というお土産を持ち帰ったはずです。中には「俺は交通安全なんて興味ないんだぜ、ばくおんグッズだけもらってさっさと帰ったぜ」って人もいたかもしれません。しかしグッズをもらうには警察のアンケート回答もあるし、山道走ればそれなりに運転スキルは向上するはずで、交通安全への意識向上にはなるのかな、なんて都合よく思ったりもしました。要は「交通安全イベントを漫画と一緒にやったらたくさんの人が来たよ」っていう事実が大事だと個人的には思っており、その事実を交通安全イベント主催の警視庁には大切にしてほしいと思うのです。参加者のほとんどがプロテクター入りジャケットを着て、体育座りで話を聞いている交通安全イベントです、優秀すぎるでしょう。

また、第1回から今回までイベントを企画し、他方面と調整し、安全面に配慮しながら運営を行う、それがどれほど大変なことかは想像に難くありません。今回「4桁の数字」を出したイベントということで、更にパワーアップしての次回開催も期待されます。しかし、そもそも商業漫画とのコラボというのは公的機関としては微妙なラインだと考えられますし、参加者が増え、規模が大きくなればなるほど「安全面や通常利用者の利便性を考慮して…」と大きな権力が手のひらを返して、イベント自体の開催が難しくなるようなことがあるかもしれません。

我々にできることはあるのでしょうか?ということで、イベントに行った人は意見や感想をメールなりでしてくれると、今後もこういうイベントが続けられる糧になると所長が言っていました。

注意点として、”警視庁”は交通安全イベントを”主催”しており、そこに「ばくおん!!コラボイベント」が”併催”している、という点でしょうか。
警視庁のHPには今回のイベントの告知、載らなかったようです。それが何を意味しているのか考えるとわかりますが、コラボイベントへの応援メッセージや次回開催希望は警視庁ではなく東京都や奥多摩観光協会に送るのが良いようです。

奥多摩観光協会 info1@okutama.gr.jp
大多摩観光連盟 info-1@ohtama.or.jp
東京都     http://www.metro.tokyo.jp/index.htm
「都民の声総合窓口」からなら、個人情報の入力は必要なし。

「アニメで町おこし」等の取り組みは最近流行っていますが、軌道にのっている地域に共通しているのは「作品あってこそ」だということです。はじめから町おこしを狙ってオタクを利用しようとすると、うまくいきません。今の首謀者の方なら安心ですが、今後もイベントが継続して開催されるのであれば、運営も参加者もあまり肩肘張らずに楽しむことができたらいいなと思っています。

それと奥多摩周遊道路、自分は超気持ちよく走ってきました!
が、どうも某掲示板を見る限り当日もバイク事故があったようです。奥多摩周遊道路で事故を起こすと病院まで2時間かかるという立地でもありますから、くれぐれもムリな運転はせずに安全運転、事故防止に努めたいところです。

「バイク乗りはバイクで死んではいけない」

☆オマケ☆
猛者がいました
DSC_0036
気さくな来夢先輩、ありがとうございます
DSC_0125
停車中のバイクでコレって結構すごい(勇気が)、さすが先輩

記事が長くなってしまいましたが、良いイベントでした♪
相変わらずぼっちで当日は誰とも会話してないけど楽しかった♪♪

おわり