2014年8月下旬…
人生初の北海道にバイクで行くという夢が叶いました。
(夢を見たのはZX-14R納車された3月ですから、約5ヶ月で叶いました)
この日のために綿密に計画を練ったのですが…
「1日目はココ行ってこうして、2日目はアソコを走ってアレを食べて、3日目はソレをああして……ムッヒョー(≧▽≦)」という具合に妄想が先行してしまいお話にならなかったため、結局予約したのは行き帰りのフェリーと上陸初日の宿だけでした。
フェリーは少しでも北海道にいる時間が長くなるよう大洗からの深夜便を利用しました。20時半頃に自宅を出発し、22時頃に大洗港到着です。
自分はあまり他人と話すのが好きではないですが、少しは北海道に共に渡るライダーというものに興味を持っていました。しかし、フェリー待機の駐車場には誰もいませんでした。
フェリーに乗り込んだのは23時前、出航は1:30です。悩んでいたのはバイクに満載した荷物の取り扱いで、そのままでよいのか、降ろして部屋に持っていかないといけないのか、出発前にいくら調べてもわからなかったのです。フェリー侵入後、バイクを固定している係員に「バッグを降ろしたほうがいいでしょうか?」と聞いたところ「重いなら降ろした方がいいです。降ろしてください。」と言われ、まさかの持ち込み決定。整理整頓が苦手なもので、持てるものは全て持ち、詰め込めるものは全て積み込んだキャンピングシートバッグは多分30、40キロくらいの重量です。エ○パー伊東が入っている感じです。……ええ、運びましたよ、階段でね(エレベーターなし)。
精も根も尽きましたが、フェリーを降りるときにはまたコイツをバイクまで運ばなくてはいけないということに気づいてしまい、車庫が閉じられる前に慌ててバイクに置いておけるような荷物は戻しに行きました。
※今思えば……多分、中身をそれなりに抜けば大丈夫だったと思います。帰りのフェリーではほぼそのままでOKでした。
客室はカジュアルクラス、4人で一部屋ですが他の乗客はオジサン1人のみでした。このオジサン、とても旅慣れた感じの格好をしており初見では「旅人ダネッ☆」と好印象を抱いたのですが、中々に強烈なスメルを発していたため不快指数が一瞬で振り切れたのを今でも鮮明に覚えています。
一応酔い止めは飲んでいましたがフェリーはそこまで揺れず、酔いやすい自分も酔うことなく過ごせました。ある程度探検をした後は、持ち込んだカップ麺やおにぎりを食べたり、本を読んだりして時間を潰していました。
出航してから約18時間、いよいよ北海道の苫小牧に到着です。
19:45苫小牧港着
小雨がサーッと降っている感じです。とりあえず上陸初日は苫小牧港から約20分の宿まで直行し、明日の朝に備えます。
苫小牧周辺の道を走っていると変に車体のバランスが崩れることが多々あったため、「荷崩れか!?」とビビッて停車、確認をしましたがそんな兆候は見られず…不思議に思っていましたが翌日走ってわかりました。大型トラックが多数行き来しているため、路面が轍でぐにゃぐにゃだったのです。
しかし本当の試される大地はそんなレベルではありません。宿まで半分のところまで来て突如の大雨。自分もバイクも荷物も為す術なくびしょびしょになりました。北海道上陸15分にして真っ暗な道を大雨の中走ることになるとは…宿の直前に「セイコーマート」を発見し、雨宿り。
「俺…今……すごい試されてるよ!!」とメット内で叫ぶ
また更新します